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屋久島

九州の大隅半島沖にある屋久島、大島諸島を形作るものですが、鹿児島県に属する島で、島の面積の21%が自然遺産として世界遺産に登録されています。この世界遺産の登録は、姫路城、法隆寺、白神山地と同じ1993年の登録で、日本ではじめて登録されたものの一つです。

洋上のアルプス

屋久島の島の周囲は132kmあり、日本百名山にも挙げられる宮野浦岳が中央にそびえています。その他にも1000mクラスの山々があり、この「洋上のアルプス」という別名がつきました。降水量の多い島としても知られ、中心部には高層湿原も存在します。ヤクシマザルやヤクシカなどの野生動物が生息していることでも知られています。縄文杉を代表する大木も数多く自生していて、日本では最北端になるガジュマル林もあります。

宮野浦岳

屋久島の中央にそびえる標高1936mの山です。鹿児島県や九州地方では最高峰の山になります。名水百選にも選ばれていて、山域は世界遺産に登録されています。登山者にも人気の山ですが、軽装で入山してはいけません。淀川登山口から宮野浦岳までにかかる時間は5時間ほどかかりますので、朝早くに出発しなければいけません。おおよそのかかる時間を紹介します。

淀川登山口〜淀川小屋まで1.5km、所要時間約40分、淀川小屋〜花之江河まで2.5km、所要時間110分、花之江河〜投石平まで1.0km、所要時間40分、投石平〜宮野浦岳まで3km、所要時間110分

安房から登山口までは、車で1時間かかりますので(22.5km)、車での移動時間も考慮して行動しましょう。

装備

標高が高いですので、気軽に登れる山ではありません。しっかりと装備をチェックして行きましょう。食べ物と水筒は必ず持参しましょう。コンパスもあった方がいいですし、懐中電灯や雨具も携帯しましょう。タオルと帽子も忘れずに身につけていきましょう。登山をする途中で、お手洗いは淀川小屋にしかありませんので、必ず立ち寄ってから次ぎに進みましょう。

登山の注意

  1. 植物をとらない
  2. ゴミのポイ捨ては絶対にしない
  3. 野生動物にお菓子などを与えない
  4. 登山届けを必ず提出する
  5. 決められた道からそれない
  6. 焚き火をしない
  7. テントを張るときは指定の場所にする

縄文杉

縄文杉は、高さ30m、根の周りが43mもあり、1966年の5月に上屋久町の小杉谷の1300mも標高がある地点で発見されました。縄文土器に形が似ているということからこの名前がつきました。樹齢は推定で7200年と言われ、世界でも最古の植物と言われています。有名な縄文杉ですが、現在はそばまでいって触れることはできません。この縄文杉の周囲の木が切り倒され、降水量の多いこの島において、雨と風が縄文杉の根元の土を流してしまい、根が露出してしまったのです。そのうえ、登山者が根の部分を踏み歩き、倒壊の危機にさらされてしまったのです。このようなことから、世界最古の植物でもある縄文杉を守るために近くに寄ることは許されず、縄文杉の手前15mほどの場所に設けられた高台から眺めるだけになります。

屋久島の動物達

屋久島の鹿や猿は、日本鹿、ニホンザルの亜種で、標準よりも小さい型をしています。「人二万、猿二万、鹿二万」と言われるくらい、鹿と猿が多く生息しているように思えますが、鹿は3千頭、猿の群れは80〜120あると言われていて、全体での数は2500〜3000頭くらいだと推定されています。屋久島は海に囲まれた島ですので、海亀が卵を産みにやってきます。黒潮にのり、多くの亀が産卵にやってきます。日本での全体の産卵数から見ると、屋久島に上陸する亀は1/3にものぼります。それでも10年以上前は600頭も上陸していた亀も、近年では200頭くらいになってしまいました。

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