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日光東照宮

日本全国に数多くある東照宮の総本社的な存在なのが、栃木県日光にある日光東照宮です。初代将軍、徳川家康を神格化した東照大権現を祀っている神社で、【日光の社寺】の一部として世界遺産に登録されています。

徳川家との関わり

【日光の社寺】は徳川家と深い関わりがあります。初代将軍、徳川家康公が東照宮で祀られているのは有名な事実ですが、これは家康公が言い残したことを、2代将軍秀忠公と、3大将軍家光が実行したものです。家康公は駿河の国で眠りにつきましたが、「一周忌までは久能山におさめる」「一周忌が過ぎたら日光山に小さなお堂を建てて神として祀ること」「日本の平和の守り神になろう」というものでした。

社殿の動物たち

日光東照宮の中には、様々な動物たちの芸術作品をみることができます。この動物たちは、平和を願い、象徴するものとして作られ、描かれました。鶴、亀、猫、猿、鹿……様々な動物が東照宮では息づいています。

眠り猫と雀

東照宮で一番に有名な動物といえばこの「眠り猫」です。眠り猫の裏側に、2羽の雀が飛んでいるのをご存じですか? この眠り猫の意味には様々な諸説があります。猫が眠っていられるくらい世の中が平和だということを表わしている、猫が眠っているので雀が安心して飛び回ることができるなどと言われていますが、どちらにしろ「平和」が一番のテーマのようです。家康公が目指していた世の中が現れているものといえるでしょう。

見ざる・言わざる・聞かざる

この3匹の猿も有名ですね。この3匹ばかりが注目されますが、神厩舎に施されている浮彫画面の8枚の中の1枚にすぎません。猿の一生が8枚の絵に描かれていて、平和な人間の一生の過ごし方を説いたものだとされています。

東照宮の見所

東照宮の建築のお陰で「権現造り」という、日本の神社建築様式ができあがりました。と東照宮では有名な陽明門をはじめとする8棟が国宝、34棟が重要文化財に指定されています。

本殿・拝観

本殿や石の間、拝殿は1636年に造られました。本殿は、東照宮の中でも最も神聖な場所とされていて、構成が幣殿、内陣、内々陣の3室になっています。本殿の扉は祭礼のときにだけ開かれる特別なもので、その扉の上には獏が並んでいます。平和な時代にしか生きられないと言う獏が、東照宮には78頭の彫刻のうち、54頭が神聖とされている本殿にいるのです。機会があったらぜひ見たいものですね。拝殿は、家康公の干支の寅が、正面に彫刻されています。天井には1頭ずつデザインの違う龍が100頭も描かれています。

唐門

陽明門をくぐると、国宝の唐門が正面にお目見えします。大きいものではありませんが、本社の正門という、重要な位置にあります。将軍に会えるような身分の人でなければ使えない門でしたが、現在でも大祭や正月、国賓クラスの参拝者しか使用できない門です。門全体が白く塗られ、門柱には迫力ある龍の寄せ木細工が紫檀や黒檀で施されています。

陽明門

日光の建造物の中で一番有名なのがこの陽明門です。江戸時代初期の頃の彫刻や彩色、かざり金具などの技術を集結した傑作とされています。500を越える彫刻が施され、門全体には龍をはじめとする、霊獣と言われる194体もの想像上の動物がいます。陽明門は創建当時のままの姿でわたしたちを出迎えてくれます。

日光東照宮案内

住所:栃木県日光市山内2301

拝観時間:8:00〜17:00(4月〜10月)、8:00〜16:00(11月〜3月)

拝観料金:大人1300円、小中学生450円

アクセス:JR日光駅・東武日光駅から東武バスで「中禅寺温泉」「湯本温泉」行き、「神橋」下車歩いて10分

祭事案内:歳旦祭(1月1日)、節分祭(2月3日)、神事流鏑馬行列(日光市体育館〜国道119号線〜東照宮)、日光東照宮秋季例大祭(10月16〜17日)、除夜祭(12月31日)

日光東照宮ホームページ:http://www.toshogu-koyoen.com/toshogu/

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