世界遺産

唐招提寺

唐招提寺は中国の唐出身の僧、鑑真(がんじん)ゆかりの僧で、現在でも奈良時代建立の建造物を有して、【古都奈良の文化財】の一部として、世界遺産に登録されています。鑑真は「天平の甍」という小説でも知られる高僧です。

うちわまき

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唐招提寺では、毎年行われる「うちわまき」で有名です。古都奈良の名物行事として大人気のこの行事、どんなものなのでしょうか。この「うちわまき」は、正式には「梵網会(ぼんもうえ)」と呼ばれていて、唐招提寺の祖である覚盛(かくじょう)上人の法要です。覚盛上人には以下のような逸話があります。

※夏の暑い日、大勢の弟子の前で講義をする覚盛上人の頬に蚊がとまり、刺そうとしました。弟子がその蚊を追い払おうとしたときに、覚盛上人はそれを止め、「血を蚊に与えることも布施の行だ」と言いました。教えを受けた法華寺の尼僧らが、覚盛上人なきあと、遺徳を偲んでうちわを作り、供える習慣ができました。そして供えられたうちわを、覚盛上人にゆかりのある人に授けたのが「うちわまき」のはじまりと言われています。赤い縁取りのハート型のうちわは、持ち手の部分が長く、独特の形をしています。鼓楼(国宝)のバルコニーから参拝者に向かってまかれるうちわを取るために、かなり混雑するので注意が必要です。まさに争奪戦さながらの行事で、奪い合ったうちわもボロボロになる場合があるそうです。一度参加してみませんか?

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金堂大修理

2000年から10年の予定で金堂は大修理を行っています。現在訪れても、国宝である金堂は見ることができません。奈良時代の金堂建築として、唯一今でも残るものなのですが、これまでにも小さな修理を行ってきましたが、大がかりな修理は創建以来はじめてになります。金堂の屋根には左右に鴟尾(しび)があり、西に置かれているのが創建当初のもので、東側が鎌倉時代のものになります。これは、鑑真が唐から持ち込んだという説があります。かなり古いものですね。今回の解体修理にあたり、鴟尾の傷みが想像以上であったことから、はずして保管されることになりました。長い歴史を見つめてきた証拠ですね。金堂の本尊は廬舎那仏坐像で、その右には薬師如来立像、左に千手観音立像が安置されていて、本尊の手前には梵天と帝釈天立像があり、須弥壇には四天王立像が四隅に安置されています。大修理が終ったら、その姿を私たちに見せてくれるでしょう。2009年秋に、金堂平成大修理落慶法要が行われる予定になっています。

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講堂

国宝に指定されている講堂は、東朝集殿という平城宮から移築したものを寺院向けに改装したものです。天平時代の建築様式としては貴重な建物です。新宝蔵ができるまでの間は、数多くの仏像を講堂に安置していました。本尊は鎌倉時代に作られた弥勒仏坐像や、奈良時代に作られた増長天立像や持国天が安置されています。

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鑑真(がんじん)

鑑真は、元々は中国の位の高い僧でした。日本からのぜひにとの招きに、その地位を捨ててやってきました。そのときすでに鑑真の目は光を失っていて、その目で日本の寺院はもとより、景色すら見ることはありませんでした。日本の大勢の僧に受戒(キリスト教でいえば洗礼)して、東大寺を経て唐招提寺を設立しました。唐招提寺を訪れたら、鑑真のことを思い出してみてください。彼がいなければ、この歴史ある寺院も世界遺産に登録されることもなかったのです。私たちに宝を残してくれた鑑真に、感謝の気持ちを込めて参拝してみましょう。

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唐招提寺案内

住所:奈良県奈良市五条町13-46

拝観時間:8:30〜17:00(受付16:30)

拝観料金:大人600円、中高生400円、小学生200円 御影堂(開山忌、観月会)大人500円、中高生300円、小学生200円 新宝蔵 大人・中高生100円、小学生50円

アクセス:近鉄奈良駅から奈良交通六条山行き「唐招提寺」下車すぐ。近鉄西ノ京駅から歩いて700m

祭事案内:うちわまき(5月19日)、観月讃仏会、釈迦念仏会(詳しい日時は唐招提寺のホームページをご覧ください)

唐招提寺ホームページ:http://www.toshodaiji.jp/

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