世界遺産

元興寺

1977年までは「元興寺極楽寺」と称していた元興寺(がんごうじ)は、【古都奈良の文化財】として世界遺産に登録されています。同じ奈良市の芝新屋町にある元興寺という寺院がありますが、元々は一つの寺院でしたが、世界遺産に登録されているのは中院町の元興寺です。

花のお寺、元興寺

花のお寺とも呼ばれるこの寺院は、日本最古のお寺を718年に奈良に移されたものです。まるでアニメの一休さんに出てくるような素朴な雰囲気漂うお寺で、四季を通して美しい花が咲き乱れるお寺です。季節ごとの花は、3月下旬に椿、4月上旬には桜、6月上旬から9月の下旬にかけては桔梗が咲き、9月の下旬からは萩が見頃になります。

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元興寺の見所

小さい寺院でありながら、世界遺産に登録されるのには理由があります。歴史があり、前身寺である、飛鳥寺の時代から使用されている本堂の屋根瓦は、今も変わらず使用されています。本堂は極楽坊とも呼ばれ、国宝に指定されています。

東門

鎌倉時代からの歴史を持つ東門は重要文化財に指定されています。元は東大寺西南院にあったものを元興寺の極楽坊の正門として移築されました。古くて重々しい雰囲気の東門は、大きいものではありませんが、見応えのある門です。

極楽坊本堂

寄棟造りで屋根は飛鳥時代からの瓦を使用しており、角柱や天井板には、奈良時代のものが使われています。使われている木材が歴史を感じさせてくれる建物で、国宝に指定されています。本堂は僧坊の一部でしたが、鎌倉時代に本堂と禅室に作り直されています。

禅室

禅室も極楽坊同様、国宝に指定されています。長い僧房であったものを区切って、鎌倉時代に改築されました。中は4つに区切られていて、1区切りに5〜8人の僧が生活をしていました。窓が見あたらなく、ちょっと暗い雰囲気で閉鎖的な印象を受けます。

五重小塔

高さ5.5メートルの小さな塔ですが、国宝に指定されています。屋内にあるために痛みも少なく、小さいながらも内部の構造まで隅々と精巧に作られています。

境内

同じ世界遺産に登録されている寺院に比べ、境内も狭いのですが、歴然とした違いは観光地化されていないところでしょうか。かつては大寺院であった時代もありましたが、現在はひっそりと建っているといった言葉の方が似合う光景です。境内も地蔵尊が多く立ち並び、昔話に出てきそうな境内です。緑溢れて心が安らぐ空間です。

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柴燈護摩会

節分に行われるこの行事は、本堂の不動明王を供養した後、山伏の行列や剣術が奉納され、山伏が空に向かって放つ破魔矢を合図に、護摩壇木に火がともされて護摩供が開始されます。燃えた壇木は赤々とした炭になり崩されます。その上を裸足で歩く「火渡り」が行われます。これは一般の参拝社でも参加ができます。(子供でも参加可能)山伏に気合いを入れてもらい、一気に渡ると熱さを感じないそうです。熱さを感じるのは欲深い人とされています。さあ。チャレンジしてみませんか?

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文化財研究所

文化研究所は、元興寺全体の解体修理や境内の発掘で発見された十数万点にもなる資料を研究するために発足した、中世庶民信仰資料調査室を前身とした機関です。元興寺の敷地内にあり、1967年には財団法人になりました。文化研究所のホームページでは、研究の結果ばかりではなく、現在どの花が境内でほころんでいるか等の情報も随時掲載しています。元興寺を訪れる前に、どんな花が咲いているかチェックできるのでとても役立つ情報です。

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元興寺案内

住所:奈良県奈良市中院町11

休み:境内なし、本堂・収蔵庫12月29日〜1月4日

拝観時間:9:00〜17:00(締め切り16:30)

拝観料:大人400円、中高生300円、小学生100円、特別拝観・特別展 大人800円、中高生600円、小学生200円

アクセス:JR奈良駅から歩いて20分、近鉄奈良駅から歩いて10分(ならまちを散策しながらどうぞ♪)

祭事案内:節分柴燈護摩会(2月3日)、地蔵会万燈供養(8月23〜24日)

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