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仁和寺

【古都京都の文化財】の一部、仁和寺(にんなじ)は桜で有名な世界遺産に指定されている寺院です。皇室とゆかりのある寺院で、別名「御室御所(おむろごしょ)」と呼ばれています。春の桜と秋の紅葉が見所です。国内だけではなく、国外からの観光客が多く訪れます。

御室御所の由来

「御室」は、皇室の住居を表わします。出家した宇多法皇が住んでいたのでこの呼び方が生まれました。このため、仁和寺の桜は「御室桜」と呼ばれ、京都の桜は御室桜で見納めとされています。仁和寺には、おおよそ200本の御室桜があり、花びらが多数重なって咲く桜です。地盤が固く、根が深くはれないために、樹の高さがあまりありません。京都は桜の名所が多いことでも知られていますが、御所桜の満開は毎年4月20日を過ぎることが多く、京都の桜の最後は御所桜というのが定説になっています。

仁和寺の見所

仁和寺の見所は、桜ばかりではありません。歴史ある建物の内部は、寺院というより「城」のようです。それには理由があるようです。ヒントは皇室とゆかりが深いということです。

金堂

重要文化財の朱塗りの中門をくぐったところにある金堂は、国宝に指定されていて、1613年に建てられた旧皇居の正殿を移築して改造したものです。仏堂への改造により、檜皮葺きの屋根から瓦葺きに変えられていますが、それでも宮殿であったころの面影を残す建物になっています。

御影堂

重要文化財の御影堂も旧皇居で使用されていた清涼殿に使われていたもので作られています。桃山様式で建てられていて、重々しくどっしりとした印象です。

五重塔

仁和寺の五重塔は高さが36メートルです。五重塔は一般的には上に行くほど屋根の大きさが小さくなるものですが、この五重塔は、全部の屋根の大きさがほぼ同じという、江戸時代の特徴が出ている塔になります。

※この他にも、重要文化財の、尾形光琳の屋敷を移築した「遼廓亭」や、茶席の「飛濤亭」、「鐘楼」や「観音堂」等、まだまだたくさんの見所があります。これらのほとんどは、徳川家光の寄付によって整備されたものです。

御室八十八ヶ所霊場

仁和寺の北西に位置する成就山に、四国八十八ヶ所を小さいものに再現した巡礼地があります。各寺を似せて作られた小さなお堂が、山道沿いに約3キロに渡って点在しています。それぞれの堂には、実際の四国の霊場から砂を集めておさめられ、本尊、弘法大師と共に祀られています。ちょっと足をのばして、四季を満喫しながら四国八十八ヶ所巡りを疑似体験してみませんか? 所要時間は2時間ほどで、眼下に広がる京都市内の長めは素晴らしいものがあります。天候に恵まれると、伏見や天王山が望めます。無理のないよう巡拝しましょう。

仁和寺のお守り

仁和寺のお守りは、可愛らしいデザインで人気があります。小さな桜の花をモチーフにしたもの、本物の四つ葉のクローバーが入ったもの、可愛い猫やお多福など、様々なデザインのものがあります。お土産にいかがですか?

仁和寺案内

住所:京都府京都市右京区御室大内33

休館:御殿、境内は無休。霊宝館は4月1日〜5月第4最終日曜日、10月1日〜11月25日以外は休館

拝観時間:9:00〜16:30まで(受付は16:00まで。霊宝館16:00まで)

拝観料:御殿、霊宝館、桜祭り、大人500円、中高生300円(桜のシーズン以外の境内は無料)

アクセス:JR京都駅から市バス26番、三条京阪から市バス10番、59番、阪急大宮から市バス26番、御室仁和寺下車すぐ、京福御室下車すぐ

祭事案内:春期名宝展4月1日〜5月第4日曜日、秋期名宝展10月1日〜11月23日、大般若転読法要(節分会2月3日)、御室流華道全国挿花大会(5月中旬)

仁和寺ホームページ:http://web.kyoto-inet.or.jp/org/ninnaji/

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