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高野山

高野山は2004年に【紀伊山地の霊場と参詣道】の一部として世界遺産に登録されました。標高1000メートルの山々の総称で、弘法大師が修行する場として高野山真言宗を開き、仏教では聖地とされ、金剛峯寺を始め、寺院は117ヶ所もあります。

丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)

古くから鎮守社として、高野山とは深い関係にある神社です。厳島両明神を合祀して人々に崇められてきましたが、明治の神仏分離令によって、仏教に関係する施設が撤去され、現在のようになりました。八町坂が境内と高野山町石道をつなぎ、合流地点には二つ鳥居が建立されています。楼門は重要文化財に指定されています。 和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野

金剛峰寺

高野山真言宗の総本山です。特殊な伽藍の配置を現在まで伝える山岳寺院で、真言密教の霊場として信仰されてきました。

▲和歌山県伊都郡高野町高野山

伽藍地区

伽藍地区は、壇上伽藍との別名を持ち、中門、金堂の後方には東に根本大塔、西に西塔を配置する真言密教の教義を表わす伽藍の配置をしています。奥院と合わせて両壇と呼ばれ、高野山の聖域の一つでもあります。

奥院地区

空海が自ら入滅する場所と決めていた地がこの奥院のある地区です。15世紀から全国の各階層の人々が、長い間に渡って建立した石造りの五輪塔はその数30万基にものぼり、現在も変わらず建立が続けられています。墓碑群と伐採を禁じられている杉林によって、霊地としての景観を作り上げています。国の史跡や重要文化財には、上杉謙信霊屋や豊臣家一族が眠る場所などがあります。奥院の眺めは、人生を終えて眠りにつくにはぴったりの緑に囲まれた静かな場所です。

大門地区

巨大な総門が建つ地区です。この大門は金剛峰寺の正門ににつかわしく、二重門で、五間三戸になっています。江戸時代に再建されていますが、以前の大門はこれほど立派なものではなく、鳥居型式のものでした。位置も現在の場所ではなく、町石道九折谷にあったと言い伝えられています。

金剛三昧院地区

金剛三昧院の前身は、禅定院という、北条政子が夫である源頼朝の菩提をとむらうために建立したものです。1219年に、子である源実朝をとむらうために改築し、それをきっかけとして金剛三昧院と名前を変えました。高野山が霊場として変わっていったのには、武家や貴族による山上祈願所の寄進、建立などで促されたということを示すものの一つです。多宝塔は国宝に指定されており、境内は国の史跡、経蔵や本殿、客殿などは重要文化財に指定されています。

徳川家霊台地区

徳川家光が作らせた宝型造の2棟の霊屋が、塀に囲まれて建てられている地区です。初代将軍、徳川家康と2代将軍、徳川秀忠の霊屋になります。霊屋の内部は細部にまで装飾がほどこされています。境内は国の史跡に指定され、徳川家霊台2棟は重要文化財に指定されています。

本山地区

青巌寺と興山寺を一本化したのが金剛峰寺で、高野山真言宗の本坊のある中心地です。現存しているもののほとんどは、青巌寺のもので、大主殿や奥書院を軸として、経蔵、鐘楼など、数多くの指定文化財が並んでいます。境内は国の史跡に指定されています。

慈尊院

高野山の北へ20キロメートル下った紀ノ川南岸の政所に、金剛峰寺の建立と運営をするにあたり、便がいいように造られた寺院です。参詣者が一時滞在できる高野山町石道の入り口にあります。弥勒堂(本堂)には木造弥勒仏坐像(国宝)があります。境内は国の史跡に、弥勒堂は重要文化財に指定されています。

▲和歌山県伊都郡九度山町慈尊院

丹生官省符神社(にうかんしょうふじんじゃ)

慈尊院の南に位置し、高台にあります。「四所明神」を祀っている神社です。四所明神は、金剛峰寺の荘園の官省符荘の鎮守として、2明神の丹生と高野を祀り、その後、厳島と気比の2神を合わせて祀られたのが四所明神です。明治の廃仏毀釈の頃は、境内に仏教に関係する建物が建ち、慈尊院と共に厚い信仰を集めていました。境内が国の史跡、本殿3棟が重要文化財に指定されています。

▲和歌山県伊都郡九度山町慈尊院

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