世界遺産

熊野三山

熊野三山は熊野古道とも呼ばれ、紀伊山地の南東にあり、三つの神社と二つの寺院からなるもので、【紀伊山地の霊場と参詣道】の一部として世界遺産に登録されています。元々三つの神社はそれぞれの自然崇拝を持っていましたが、10世紀後半になると、三つの神社が相互に主祭神を一緒に祀るようになり、「熊野三山」と呼ばれるようになりました。

熊野本宮大社

熊野三山を構成する一つで、家都美御子大神(けつみみこのおおかみ)は主祭神になっています。熊野坐大神(くまぬにますおおかみ)、熊野加武呂乃命(いまぬかむろのみこと)とも呼ばれています。鳥居をくぐり、石段を登りきると檜皮葺きの社殿が現れます。古風で荘厳で、威厳のある雰囲気です。石段は、ちょっと急なので頑張って登りましょう。山の上である現在の位置にくるまでは、熊野川の中州にあり、大水で流されたことにより、現在の場所に移されました。

祭神

熊野本宮神社には上四社、中四社、下四社とあり、中四社と下四社は、元々あった場所、大斎原に祠が建てられています。

県指定無形民族文化財

「渡御祭 例大祭日」の例祭に備えて、奉仕者が行う神事で「湯登神事」というのが行われます。湯峰温泉で身を清め、本宮まで大日山越えをして戻ってくる神事で、それまで稚児は地面に足をつけてはいけないという決まりから、父親に肩車をされます。大日社と王子社で、神が稚児に乗り移る様を表わす八撥というものを行います。そして後日迎える「渡御祭 例大祭日」には、本社で、神輿に御霊をうつして、神歌を歌い、太鼓を叩きながら町を練り歩き、旧社で様々な舞や八撥の神事が行われ、修験者による大護摩や餅投げの行事が続きます。行列に出る桃の花を授かると、その年は無病息災・豊作のご利益に預かれると言われています。この他にも「御竈木神事」という、お供えを煮炊きする樫や椎の木の薪を、町内の氏子の1歳から15歳までの少年らが奉納し、健康や成長を祈る神事です。

熊野本宮大社案内

住所:和歌山県田辺市本宮町本宮1100

拝観時間:9:00〜17:00

熊野三山ホームページ:http://www2.ocn.ne.jp/~sanzan/NTTcontents/

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熊野速玉大社

朱塗りの建造物が目にまぶしい熊野速玉大社は、元々は近隣の神倉山にあったものが現在の場所に移転されたものです。国宝や重要文化財も数多く所有し、有名な神事なども見所です。

お灯祭

摂社神倉神社の例大祭で、松明を持ち、白装束に身をかためた上り子が、傾斜の厳しい石段を駈けおります。1800年を誇るこの神事は、火祭りの中でも有名なものです。遠くから眺めると、山肌に灯る松明の明かりがとても綺麗です。

扇立祭

檜扇(国宝)を各殿に飾り、お参りをこの神扇を通して行います。

神馬渡御式

県指定の無形民族文化財に指定されている神事です。速玉大神が神馬に安置され、「杉の仮宮」に出向き、松明の明かりの中、「おみたま」と呼ばれる特殊なお供えがされる古い時代からの儀式が行われます。

熊野速玉大社案内

住所:和歌山県新宮市新宮1

拝観料:神宝館 500円

熊野三山ホームページ:http://www2.ocn.ne.jp/~sanzan/NTTcontents/

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熊野那智大社

現在の社殿は山の上にありますが、元々は滝の神を祀ったものだとして、「那智の滝」に社殿があったようです。那智の滝は一の滝と呼ばれ、「那智四十八滝」が上流にあり、修験道の修行の場になっています。熊野那智大社の伽藍は、朱塗りでとても美しいものになっています。廃仏毀釈により、熊野本宮大社や熊野速玉大社でも仏堂が撤去されたのですが、那智大社に限っては仏堂が残され、後の青岸渡寺として復興することになります。

那智の火祭

「扇祭」との別名を持つ例大祭で、昔から那智の滝を神聖なものとして崇め敬ってきたことから、ここに社殿を建立しました。那智の火祭は、この社殿に神々が鎮座したことを偲ぶ神事です。神霊を聖なる火で奮い起こし、あらゆるものの生成発展を祈るものです。

熊野那智大社案内

住所:和歌山県田辺市那智勝浦町那智山1

拝観時間:8:00〜16:30

拝観料:御滝拝所 300円

熊野三山ホームページ:http://www2.ocn.ne.jp/~sanzan/NTTcontents/

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