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厳島神社

広島湾に浮かぶ島、宮島は、正式名称を「厳島(いつくしま)」と言います。日本三景の一つでもあり、「安芸(あき)の宮島」とも呼ばれています。特別史跡と特別名勝にも指定されていて、更には大鳥居と厳島神社が世界遺産に登録されています。

厳島神社の移り変わり

厳島神社は平家の総大将でもある、平清盛によって造られました。一族の繁栄を願って建てられた厳島神社のある宮島は、古くから島自体を神として信仰の対象になっていました。平家の勢いが盛んになり、それにともない厳島神社も栄えたのです。平家が滅亡した後も、源氏などの権力者の崇拝を受け、やがては毛利氏が大がかりな社殿の修復をてがけるようになります。

厳島神社の見所

満ち潮になると、海の上に浮かんでいるように見える厳島神社は、まるで物語にでてきそうな建物です。なんといっても満ち潮のときに訪れるのが最高の眺めになるでしょう。

大鳥居

海の真ん中に浮かんだ大きな鳥居をテレビや雑誌で見たことのある人も多いでしょう。この朱塗りの大鳥居は16.8メートルあり、奈良の大仏様とほとんど同じ高さです。引き潮のときにしかそばで見ることはできませんが、やはり満ち潮で、離れてみるのが一番美しく見えるでしょう。この鳥居は根本が海底に埋められているのではなく、鳥居の重みだけでそこに存在しています。すごいことだとは思いませんか? この大鳥居は重要文化財に指定されています。

本殿

平安時代に造られた本殿は、国宝に指定されています。海に浮かぶ本殿の姿は竜宮城のようです。朱塗りで統一された佇まいに重厚さが感じられます。

平舞台

広さが553平方メートルもある寝殿造りの庭になる部分で、社殿の前に仮廊を設けたという記録が残っていることから、これが時期を限らずに、普段から設けられるようになったものだと考えられています。前の方には突きだした火焼前(ひたたき)と呼ばれる部分があり、菅絃祭の際に使用されます。平舞台を支えているのは239本もの赤間石です。

高舞台

平安時代に作られた物で、国宝です。舞楽の舞台で本社祓殿の前にあります。基壇が漆で塗られていて、高い欄干があり、舞台の前後に階段が設けられています。それまでは組み立て式だったものが、江戸時代の初めには現在のような作りつけになりました。舞楽を演じる舞台としては一番小さいものになります。

能舞台

江戸時代に造られた能舞台は重要文化財に指定されています。海に浮かぶ舞台としては日本でここだけになります。能舞台の床下には普通共鳴させるための甕(かめ)が置かれるのですが、この能歩合は海上にあるために、違う手段がとられています。特徴としては床を一枚の板のようにして、足拍子の響きをよくしているところです。潮の満ち引きによって、床の響きが変わるという特徴も持ち合わせています。春には桃花祭神能が演じられますが、茶道の表千家と裏千家が1年おきに交互で行う献茶祭でも、舞台でお茶を点てる場所として使用されます。

反橋

重要文化財に指定されているこの反橋は、勅使が重要な祭事のあるときに、反橋を渡って本社に入ったので「勅使橋」の別名を持ちます。

廻廊

パンフレットなどでこの廻廊を見たことがありませんか? 幅が4メートルあるのはまだしも、長さが275メートルにも及びます。一直線に伸びた入塗りの廻廊は圧巻です。目透しという隙間が床板にあり、高潮で海水が下から押し上げる圧力を弱める働きをしています。

厳島神社での結婚式

最近、厳島神社で挙式を挙げるカップルが増えてきているそうです。挙式は午前と午後に各1組ずつ、1日組しか挙式を挙げることが出来ません。結婚式場や披露宴会場との提携は結んでいませんので、全て自分たちで手配しなければいけません。挙式プランを用意しているホテルも中にはあるようなので、手配してもらうのもいいですが、せっかくの思い出に残る結婚式ですから、頑張って自分たちで用意してみませんか?

厳島神社案内

住所:広島県廿日市市宮島町1-1

拝観時間:6:30〜17:00

拝観料金:大人・高校生300円、中学生以下100円

アクセス:JR宮島駅、広島電鉄宮島線広電宮島駅から連絡船、下船後歩いて7分

祭事案内:歳旦祭(1月1日)、二日祭(1月2日)、元始祭(1月3日)、地久祭(1月5日)、桃花祭(4月15日)、桃花祭御神能(4月16〜18日)、推古天皇祭遙拝式(5月18日)、市立祭(旧暦6月5日)、菅絃祭(旧暦6月17日)、玉取祭(旧暦7月14日)、献茶祭(10月4日)、菊花祭(10月15日)、天長祭(12月23日)、鎮火祭(12月31日)

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